2014年12月28日日曜日

尾崎的なものの末路

http://alfalfalfa.com/archives/7719655.html

尾崎が生きていたらこのくらいの世代でしょ?

たぶん,大人は分かってくれなかったり,社会からのちっぽけな疎外感を謳ったり,内面と外面なんてファンタジーがあると思い込んでいたりする価値観の延長線上にこういう自己陶酔が成立すると思う.尾崎(でもゴダールでも誰でもいいけれど)が凄いのはこういうファンタジーを軸に「売れる商品」を作っていたからであって,その衝動とか思想そのものではないわけで……(最近は,教科書レベルまでそういう馬鹿げた取り上げ方をしているようだけれど…….そんなものより,文学史上の「『内面』の発明」とか,ちゃんと教えるべき).そんなファンタジーに酔って,感情までエピゴーネンに支配されてしまう哀れさと,それに接しなければいけない周囲の人間の面倒臭さと煩わしさを考えると,もう……(過去のある時点を思い出しながら).

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